部屋の明るさは植物に足りている?光の測り方

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ザミオクルカス(Zamioculcas zamiifolia)
写真: User:WeFt · CC BY-SA 3.0

植物にとって部屋が十分に明るいかどうかは、その植物を置いている場所に必要な光が届いているかで決まります。そしてそれは、たいてい見た目よりずっと少ないものです。ほとんどの葉物の観葉植物は、1日の大半で少なくとも1,000〜2,500ルクスを必要とします。窓から2メートル離れた場所では、部屋が明るく感じられても、そのほんの一部しか届いていないことがよくあります。

確かめる方法は、部屋を目で判断することではなく、置き場所を測ることです。


目が当てにならない理由

人の目は常に明るさに順応しています。窓辺より10倍暗い部屋でも、瞳孔と脳が補正するので、心地よく明るく見えます。植物にはそれができません。植物は、実際に葉に届く光の量だけで生きています。

だからこそ「明るい部屋だから」というのが、植物が少しずつ徒長したり、下葉を落としたり、まったく育たなかったりする最もよくある理由なのです。部屋は明るい。でも置き場所は明るくないのです。


植物に必要な光の量

光の量はルクスで測ります。日中の室内の置き場所の大まかな目安です。

  • 250ルクス未満: 長期的にはほぼどんな植物にも暗すぎます。廊下や奥行きのある部屋の奥など。
  • 250〜1,000ルクス(暗め): 最も丈夫な植物がなんとか生きられる光です。サンスベリア、ザミオクルカス、ポトス、テーブルヤシ、アグラオネマなど。枯れはしませんが、成長はゆっくりです。
  • 1,000〜2,500ルクス(中程度): ほとんどの葉物の観葉植物に向いています。スパティフィラム、フィロデンドロン、カラテア、ボストンファンなど。
  • 2,500〜10,000ルクス(明るい間接光): 明るい窓の近くで、葉に強い直射日光が当たらない場所。モンステラ、カシワバゴム、インドゴムノキ、ピレア、ランがよく育ちます。
  • 10,000ルクス以上(直射日光): 多肉植物、カネノナルキ、アロエ、ストレリチアが1日数時間ほしい光です。

比較すると、明るい曇りの日の屋外は10,000〜20,000ルクス、真夏の晴天では最大100,000ルクスになります。


光はすぐに弱くなる

部屋の中の光は、窓から離れるにつれて急速に弱くなります。大まかな目安は次のとおりです。

  • 窓辺: 100%の光。
  • 1メートル離れると: 半分以下になることも多い。
  • 2〜3メートル離れると: 窓辺の10分の1ほどしかないこともある。

角度も重要です。窓の正面ではなく横に置いた植物は、見える空がずっと少なくなります。外の木、上の階のベランダ、向かいの建物など、空をさえぎるものがあれば、部屋全体の光が減ります。

レースのカーテン、色つきやすりガラス、汚れた窓も光を減らします。薄いレースのカーテンだけで光の3分の1ほどが失われることもあります。葉焼けしやすい植物にはちょうどよくても、すでに弱っている植物には大きな損失です。


窓の向きと季節

日本を含む北半球では:

  • 南向きの窓は最も光が多く、1日の大半で直射日光が入ります。
  • 西向きの窓には、強く暖かい午後の日差しが入ります。
  • 東向きの窓には穏やかな朝日が入り、多くの葉物の植物に理想的です。
  • 北向きの窓には、直射日光のない均一な間接光が入ります。窓のすぐ近くなら、暗めから中程度の光を好む植物に向いています。

南半球では南と北が入れ替わります。

季節ですべてが変わります。冬には同じ場所でも夏の3分の1ほどの光しか届かないことがあり、7月には元気だった植物が1月には弱ることもあります。測るなら、その場所が1年中使えるかを教えてくれるのは冬の値です。


スマホで測る

専用の照度計は必要ありません。スマホはカメラや照度センサーで光を測ることができ、照度計アプリがそれをルクスに換算します。

  • 植物の位置で、葉の高さで測る。 スマホは葉が向いている窓のほうへ向けましょう。
  • 正午ごろに測ると、場所同士を公平に比べられます。晴れか曇りかもメモしておきましょう。
  • 数値にこだわらず、比べる。 スマホの値は研究室ほど正確ではありませんが、本棚には窓辺の5分の1しか光が届いていない、といったことを知るには十分に安定しています。
  • 天気が大きく変わるなら数日測り、 冬にもう一度測りましょう。

アプリがない場合は、正午に影のテストをしましょう。植物を置く場所で紙の上、手のひら1枚分の高さに手をかざします。くっきりと濃い影なら明るい光、ぼんやりしていても見える影なら中程度の光、かすかにぼやけるか影がなければ暗い光です。


数値をどう生かすか

  • 植物を場所に合わせる。 その逆ではありません。中程度の光の隅に置いたカシワバゴムは、どんなに上手に水を与えても決して元気になりません。
  • 冬は植物を窓に近づけ、 夏に葉焼けするなら少し離しましょう。
  • 暗い場所には丈夫な植物を置くか、 育成ライトを足しましょう。シンプルなフルスペクトルのLEDを1日10〜12時間当てれば、暗い隅も使える場所になります。
  • 1〜2週間ごとに鉢を4分の1回転させ、 すべての面に光が当たるようにしましょう。
  • 移動した植物には時間をあげる。 新しい場所で最初の数週間に数枚の葉が黄色くなるのは、新しい光に慣れているあいだの正常な反応です。すぐにまた動かさないでください。

光がもっと必要なサイン:葉と葉の間隔が広い細長い茎、小さな新しい葉、窓のほうへ大きく傾く、斑入りの葉が緑一色になる、下の葉が黄色くなって落ちる。


まとめ

  • 植物に必要な光は目では判断できません。置き場所を測りましょう。
  • ほとんどの葉物の植物は1,000〜2,500ルクス以上が必要で、250ルクス未満は暗すぎます。
  • 窓から1メートルほどで光は半分になります。
  • 南と西が最も明るく、北が最も穏やか。冬はどこでも光が減ります。
  • 場所を比べるには、スマホで十分な精度があります。

FloraのSpot Finderは、これをスマホのカメラで行います。植物を置く場所で一度測るだけで、時刻、日付、窓の向きをもとに、その場所に1日を通してどれくらいの光が届くかを推定します。いくつかの場所を測れば、どの場所がどの植物に合うかがわかります。